【薄毛対策の誤解と迷信】間違った抜け毛対策に要注意

抜け毛対策

薄毛のお悩みやご相談を伺っていると、「誤った薄毛対策」を実践されている患者さまがおられたり、「髪に良いこと」と思って実行されていることがかえって頭皮環境を悪化させているケースがあることに気づかされます。

よくある「薄毛対策の誤解」や「薄毛に関する迷信」を取り上げ、正しい薄毛対策について考えてみたいと思います。抜け毛や薄毛にお悩みの方はぜひご確認ください。


「薄毛対策」の誤解 その認識間違っていませんか??

シャンプー

髪をいたわるためには頭皮環境をケアする姿勢が大切です。シャンプーにまつわる誤解をよく耳にしますので、当コラムでは「シャンプーに関する薄毛対策」を中心に毛髪の誤解や迷信をご紹介してみたいと思います。


シャンプーの回数を減らしているから、「抜け毛」は最小限度に抑えられている!

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人の髪は1日に50本~100本程度抜けます。季節的に夏から秋にかけては、これがもう少し増える場合もあります。抜け毛の量が気になっている男性ですと、もしかしたら入浴の際のシャンプーでいつも不安を感じているかもしれません…。このような思いから「シャンプー回数を減らせば抜け毛量が減る!」とお思いになり、実際に実践している方も少なからずおられるかもしれません。

しかしながら、シャンプーの回数を減らしても抜け毛の量が減るわけではありません。洗髪しなくても髪は抜けますし、シャンプーの回数を減らしたとしても「後でまとまって抜ける」という一時的な先送りになるだけです。抜け毛に至るのは「その毛根が活動を終えたから…」に他なりません。「成長期→退行期→休止期」という循環の中でヘアサイクル上の活動を終えた毛根については、どう抗ってみてもやはり自然に抜け落ちていきます。生えているときに頭皮環境を清潔に保ち、その毛髪が育つ「成長期」において成長の妨げを作らないようにすることの方が大切です。

むしろ「抜け毛を増やしてしまう可能性」に注意!

シャンプーをしない日の洗髪のあり方次第では、頭皮環境を悪化させてしまい「抜け毛が生じやすい下地」を作ってしまう可能性もあります。頭皮の皮脂を奪いすぎないことは大切ですが、汚れとして残ってしまうことも問題です。不自然にシャンプーの回数を減らすのはあまりおススメできません。


1日に複数回シャンプーをすることで、頭皮をキレイに保っています!

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頭髪の成長において、毛や頭皮に汚れを残さないことは大切です。しかしながら、一般的なシャンプーはどちらかと言うと洗浄力がありすぎて、頭皮の皮脂を奪いすぎる傾向もあります。オイリー肌の男性が洗顔しすぎてかえって肌トラブルを生みやすい状態に陥ってしまうケースがありますが、1日に複数回シャンプーすることもこれと似たような逆効果をもたらすことが多いです。

近年、男性も出勤や外出の際に髪を整えることが多く、整髪料を使用することも一般的になってきています。帰宅後に入浴してシャンプーするのは多くの男性に共通するものだと思いますが、朝寝癖をリセットするためにも「ついでにシャンプーをしてしまうケース」があるようです。

1日に複数回のシャンプーは「頭皮の皮脂不足」を認識させ、かえって皮脂が過剰分泌されてしまうという結果に繋がります。また、髪のキューティクルがはがれやすくなり、紫外線などの外的刺激に弱い髪質となってしまいます。総合的に髪の成長に良くない環境となり、切れ毛や抜け毛を誘発する原因にもなりますので、シャンプーは1日1回までに抑えるようにしましょう。

むしろ「抜け毛や切れ毛を増やし、頭皮環境を悪化させてしまう可能性」に注意!

シャンプーをしすぎてしまうと、頭皮において皮脂の過剰分泌が促されてしまいます。髪のキューティクルもはがれやすくなり、ダメージを受けやすい髪質になってしまいます。結果として、「抜け毛」や「切れ毛」が増えてしまい、頭皮環境も悪くなってしまいます。朝、髪を整える際はシャンプーを使用せず、ぬるま湯で髪を濡らすなどして頭皮に負担をかけすぎないようにしましょう。


「スカルプシャンプー」に変えたから髪が生えてくるはずだ

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抜け毛を誘発してしまう原因の一つに、「毛穴の汚れ」があります。日常生活において、特に整髪料等を使用していると頭皮に汚れが残りやすくなりますし、皮脂腺から分泌される皮脂も放っておくと「毛穴のつまり」をもたらすケースがあります。「スカルプシャンプー」のスカルプとは、頭皮のことを指していますので、髪をキレイにするというよりも「頭皮を清潔にすることを狙ったシャンプー」ということになります。

「頭皮環境を清潔に保つ」と言うと、洗浄力が強いほど良いと考えがちですが、実は一般的なシャンプーでは洗浄力が強すぎて必要以上に皮脂を奪いすぎる傾向もあります。このため、スカルプシャンプーの多くは洗浄力が強くなりすぎない「アミノ酸系のシャンプー剤」が使われていることが多く、頭皮環境をいたわりやすいものとなっています。

通常のシャンプーに替えてスカルプシャンプーを使用していると、皮脂の落とし過ぎに陥りにくくなり、毛髪にとって「成長に適した環境」が確保されやすくなります。このため、抜け毛を予防するという意味では一定の効果が期待できますが、直接的に血行を刺激するような成分は含まれていません。つまり、「毛を生やす」作用までを期待するのは幾分「行き過ぎた解釈」ということになります。

「発毛力まではない」という点を正しく理解!

スカルプシャンプーは「あくまでも頭皮環境を適切に保つためのシャンプー」に過ぎません。抜け毛予防には寄与しますが、発毛力を強化するような作用はありませんので過度な期待は禁物です。


白髪が増えてきたから薄毛になるリスクはなくなった

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昔からよく男性同士の会話の中で「自分は将来ハゲるのか?あるいは白髪になるのか?」といった2択議論が展開されます。私たちの多くは「白髪になるケースでは薄毛は進行しない…」と考えがちですが、実際のところはそうとは限りません。白髪になる主な理由としては「遺伝」「加齢」「ストレス」などが考えられますが、このうち「加齢による白髪」や「ストレスによる白髪」については、「男性型脱毛症(AGA)」などの薄毛症状と共起する可能性も十分にございます。

白髪が生じてしまう理由は、各毛髪にメラニン色素を受け渡しているメラサイト(色素形成細胞)の活動が衰えたり欠失してしまうことに因ります。このため、加齢の影響として白髪が発現する可能性は非常に高いですが、同じようなタイミングで善玉の男性ホルモン「テストステロン」が悪玉の男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化してしまい、薄毛作用をもたらす可能性も残されています。

遺伝的に悪玉の男性ホルモンである「DHT」が形成されにくい男性の場合には、結果的に加齢の影響で「メラサイトの欠失」のみが生じ白髪になっていくケースはあります。しかしながら、「白髪の発現」が必ずしも「薄毛発現リスクの否定」を意味するとは限りませんので、白髪が増えていく中で頭髪が薄くなっていくケースも考えられます。

「白髪」と「薄毛」が共起する可能性もあることを正しく理解!

薄毛症状が現れた場合、早めに医師の診察を受けてお薬を服用していけば薄毛の進行を緩和できたり、発毛力を再強化できるケースもあります。白髪が増えてきたからといって、自分は薄毛タイプではないと安易に判断してしまうと、時として治療が遅れて薄毛の影響を回復しにくくなる可能性もあります。白髪と薄毛は共起するケースがあることを正しくご理解ください。


最も有効な「薄毛対策」は医学的なアプローチ!

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男性型脱毛症(AGA)など、薄毛症状が出始めた際は放置していても薄毛進行が治まることはありません。食生活、運動、睡眠などの生活習慣はもちろん大切ですが、薄毛を促すメカニズムが動き始めてしまっている環境では、生活習慣の改善だけでは薄毛対策としては不十分です。医学的に有効なお薬で対処していくと薄毛症状を緩和できたり、本来持っている発毛力を大幅に回復できるケースもあります。早期発見&早期治療が何より大切になりますので、「抜け毛が気になり始めた…」という患者さまはお早めに無料カウンセリングへお越しください。


医学的に有効なお薬で「薄毛症状」のお悩みを解消!

男性の薄毛症状に関しては、悪玉の男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の影響を受けている場合が多くなります。「ミノキシジル」や「フィナステリド」という医学的に有効なお薬を服用していけば、薄毛症状を改善できるケースが多くなっています。随時「無料カウンセリング」を実施していますので、ぜひお気軽に当院までご相談ください。

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